自然環境療養
心身のリフレッシュするのなら、スケジュールのぎっしりつまった旅ではなく、できれば、中長期的に豊かな自然環境に身を置くことをお薦めします。
ストレスと無縁での生活が困難な現代で、心身のバランスがとれた健康生活を維持し、生活習慣病を予防する為に、休養と運動が楽しくできる環境での自然療法は最も効果的です。
・すがすがしい森の空気を浴びる
森の中でリラックスできるのは、植物から発散されるフィトンチッド(樹木から放散されて周囲の微生物などを殺すはたらきをもつ物質)が副交感神経を刺激して、精神を安定させたり、解放感を与えたり、ストレスの解消などのやすらぎを与えてくれるからだ、という事もわかってきました。
・マイナスイオンを浴びる
イオンとは電気を帯びているわずか1/1000mmという小さな微粒子で、プラスイオンとマイナスイオンがあります。
現在の都市生活では、大気汚染、電磁波の問題、電子機器の普及など私たちの周りには不活性化をもたらすプラスイオンが多くなる要因が増えてきています。
自然の中の温泉地にはマイナスイオン割合が多くなっています。これは水が飛び散るエネルギーで空気中の電荷をマイナスにすることで生じるためです。
マイナスイオンを多く含む空気を体内に取り込むと、脳波のα波が増え副交感神経に作用して身体のリラックス効果が得られるなど、人に快適感を与えることがわかってきました。マイナスイオンは、界面活性効果により人間の皮膚の電気抵抗の低いツボから吸収され、弱った細胞を活性させ自己治癒力を高めるので、疲労回復、肩凝り、腰痛、筋肉痛、神経痛、血液障害、不眠症、内臓疾患などに効果があるとされています。
・自然色の効果
緑色が目にやさしいことは知られています。ただテレビ画像のような人工的な光でつくられた緑色では目を休めていることにはなりません。
人工的な光が一切無い森の中では、樹木などの緑色を基調として 落ち着いた自然の光や色でみちあふれ、心身にやすらぎを与えるのです。
・木漏れ日を浴びる
屋内での生活が多い現代、ビタミンD不足を補い骨粗しょう症を予防し、病気に対する抵抗力をつけるための日光浴を忘れがちです。一方で強い日射しはかえって有害な紫外線を浴びることになることも知られています。
しかし、森にさしこむ木漏れ日は太陽光線の80%が吸収され、真夏でも心地よい日光浴ができるのです。
・「1/fゆらぎ」のリズム
「1/fゆらぎ」とはランダムでも単調でもない特別な性質をもってゆらぐパターンで、自然界に非常に普遍的に見られる現象で生体のリズムと同じだということが解ってきました。
「1/fゆらぎ」は小川のせせらぎやそよ風、木の年輪や木目の線の間隔も1/fゆらぎを持っています。
体のリズムと同じリズムである「1/fゆらぎ」の刺激を与えることにより、人は快適になれるのです。



